新宿にある婦人科【高村医院】です。今回は中絶可能な妊娠週数について詳しく説明します。中絶は、女性の身体と心に大きな影響を及ぼす重要な手術です。当院では、患者様の状況を丁寧にお伺いし、適切な方法をご提案いたします。
中絶が受けられる期間、妊娠週数の計算方法、初期中絶と中期中絶についての知識、さらには期間を過ぎてしまった場合の対処法について理解を深めていただければと思います。
中絶が受けられる期間
中絶を行える妊娠週数は、国や地域の法律によって異なりますが、一般的には妊娠22週までとされています。この期間内であれば、女性の健康を守る観点から医学的な判断に基づいて中絶が可能です。当院では、最新の医療基準に従い、患者様一人ひとりの状態に合わせた適切な中絶手術を行っています。
妊娠週数の計算方法について
妊娠期間の測定には、妊娠週数と妊娠月数の2つの方法があります。
妊娠週数は「満」で数え、妊娠月数は「数え」で計算されます。なので、妊娠が始まった日は妊娠0週と1日目にあたり、1か月目に相当します。
この基本原則を踏まえて、妊娠期間を計算する2つの異なる方法について説明します。
受精後の胎児の年齢
受精後の胎児の年齢は、排卵日から妊娠週数を算出する手法です。この計算では、排卵日を妊娠2週と0日として考えます。
しかし、この計算法を用いるには、排卵日が明確になっている必要があります。基礎体温の記録や排卵テストキットにより排卵日が特定された場合のみ利用可能です。そのため、これは一般に広く用いられる方法ではありません。
多くの場合は、以下の月経後の胎児の年齢」を用いて妊娠週数や妊娠月数が計算されます。
月経後の胎児の年齢
月経後の胎児の年齢は、妊娠前の最後の月経初日から妊娠週数を算定する方法です。ここでは、月経の最終日ではなく、月経開始日を妊娠0週と1日目として計算します。妊娠が確認される直前の月経周期を知っていれば、この方法で簡単に計算でき、現在、多くの医療機関で採用されている計算法です。
初期中絶と中期中絶
初期中絶は、妊娠初期の6週目から11週と6日までの間に実施される手術を指します。この手術は約5分で完了し、患者様はその日のうちに帰宅することが可能です。当クリニックでは、特に妊娠6週目からでも適用可能な「掻把法」と「吸引法」と呼ばれる手術技術を合わせた方法を行っており、これにより安全性が高く、身体への負担も少なく済む手術を提供しています。
妊娠5週目頃から胎児の存在を子宮内で確認できるようになりますが、妊娠週数が進むにつれて手術の負担が増加するため、中絶を考えている場合は早期にご相談いただくことをお勧めします。
中期中絶は、中期の中絶手術は、妊娠12週目から21週と6日までの期間に実施されます。高村医院ではこの時期の中絶手術を行っておりません。
この手術では、陣痛を人工的に引き起こし、出産に似た方法で胎児を排出します。このため、通常、2日から3日の入院を必要とし、身体への負担も初期中絶時に比べて増加します。さらに、手術を受けた後には、死産届けを7日以内に市町村役場に提出し、葬儀などの後処理を行う必要があります。
中絶が行える期間を過ぎてしまったら
中絶が行える期間(妊娠22週)を過ぎてしまった場合、法律で中絶手術を行うことは禁止されています。そのため出産を行うしか方法がありません。
そのため、中絶を検討する際は、早めに産婦人科に相談することが大切です。
当院では、患者様のプライバシーを守りながら、心身の状態を丁寧に診療しております。中絶は大きな決断ですが、一人で悩まず、専門家のサポートを受けながら適切な判断をしてください。
まとめ
中絶は、妊娠週数や法律、女性の健康状態によって可能な期間が限られています。新宿で中絶手術をお考えなら、【高村医院】までご相談ください。当院では、患者様一人ひとりの状況に合わせた丁寧なカウンセリングと、適切な治療を提供しています。女性の健康と心のサポートを第一に考え、安心して受診いただける環境を整えております。