コラム

2024.07.16

生理がこない原因や考えられる理由について

新宿にある産婦人科【高村医院】です。今回は生理がこない原因や考えられる理由について詳しく説明します。

生理不順とは?

生理不順とは?生理不順は、女性の月経サイクル(生理周期)が通常と異なるパターンで起こる状態を指します。通常、女性の月経周期は28日前後で、月経は毎月定期的に訪れます。しかし、生理不順の場合、次のような異常が生じることがあります。

生理の周期が不規則

月経が予測不能な周期で訪れることがあります。たとえば、1か月に2回生理があったり、生理が数ヶ月間遅れたりすることがあります。

生理の出血量が異常

生理の出血が非常に多い場合や、逆に少ない場合があります。出血が過剰であることを「多月経(たげっけい)」、出血が極端に少ないことを「少月経(しょうげっけい)」と呼ぶこともあります。

生理痛が重い

生理痛が非常に強烈で、日常生活に支障をきたすことがあります。これを月経困難症と呼びます。

月経前症候群(PMS)の症状

月経前にイライラ、腹痛、頭痛、気分の落ち込みなどの不快な身体的および精神的症状が現れることがあります。

生理不順は一般的な女性の健康問題であり、さまざまな年齢層で見られます。生活習慣やストレス、ホルモンの変化、婦人科疾患、妊娠などが生理不順の原因として関連付けられます。生理不順が続く場合、産婦人科で相談し、適切な評価と治療を受けることが重要です。生理不順はそのまま放置すると、健康に影響を及ぼす可能性があるため、早期の対処が大切です。
生理不順でお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。

生理がこない原因

ストレスや生活習慣の影響

ストレスや過度な運動、体重の急激な増減、食事習慣の変化などが生理不順の原因となることがあります。これらの要因がホルモンバランスに影響を与え、月経サイクルが乱れることがあります。

妊娠

妊娠が生理不順の一因となります。妊娠が確認されれば、通常の月経は止まり、妊娠に関連する症状が現れます。妊娠の可能性がある場合、妊娠検査を検討しましょう。

健康状態に関連する要因

異常な甲状腺機能、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科疾患が生理不順の原因になることがあります。また、糖尿病や肥満も月経サイクルに影響を及ぼす可能性があります。

生理不順の種類

生理不順はさまざまなタイプに分かれます。

月経困難症

月経困難症は、生理痛が非常に強く、出血の量が多い状態を指します。この症状は生理不順の一形態であり、適切な治療が必要です。

月経前症候群(PMS)

PMSは、生理前に不快な身体的および精神的症状を経験する状態です。これにはイライラ感、腹痛、頭痛、気分の落ち込みなどが含まれます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

PCOSは、卵巣の多嚢胞(小さな液体で満たされた袋)が形成され、ホルモンバランスが乱れる状態です。これが生理不順の原因となることがあります。

生理不順の症状と影響

生理不順にはさまざまな症状が伴うことがあります。これらの症状は日常生活に影響を及ぼすことがあります。不規則な月経サイクルは、妊娠の計画や婦人科疾患の早期発見にも影響を与えます。

生理不順の受診の目安

生理不順の症状が続く場合、産婦人科を受診すべきです。以下は受診の目安です。

  • 生理が3か月以上遅れる場合
  • 生理が非常に不規則である場合
  • 月経困難症状が重篤で日常生活に支障をきたす場合

産婦人科での診断と治療

産婦人科医は、生理不順の原因を特定するためにさまざまな検査を行います。これには超音波検査、ホルモン検査、子宮内膜生検などが含まれます。診断後、適切な治療法をご案内いたします。

生理不順に対する自宅でのケア

生理不順の症状を軽減するために、以下の自宅でのケアが役立ちます。

  • ストレス管理の習慣化
    ヨガなどのストレッチを取り入れて、ストレスを軽減を行うと良いでしょう。また、毎日少なくとも数分間の深呼吸や簡単なストレッチを行うことで、リラックス効果が期待できます。
  • 健康的な食事
    バランスの取れた食事を心がけましょう。野菜、果物、全粒穀物、タンパク質を含む食品を摂ることが大切です。また、鉄分やカルシウムなど、女性の健康に重要な栄養素を含む食品を積極的に摂取しましょう。
  • 生活リズムの調整
    睡眠を重視し、規則正しい睡眠習慣を作りましょう。十分な睡眠はホルモンバランスを整えることができます。

新宿で産婦人科をお探しなら【高村医院】へ

今回は、生理がこない原因や考えられる理由についてご紹介しました。生理不順は不規則な月経周期、生理痛、異常な出血、PMSなどの症状を引き起こし、身体的・精神的な健康に影響を及ぼす可能性があります。これは妊娠計画にも影響を及ぼし、婦人科疾患の早期発見を妨げるかもしれません。そのため、生理不順が続く場合は、早めに産婦人科に相談し、適切な診察と治療を受けることが重要です。
新宿で産婦人科をお探しの方は、高村医院までお気軽にご相談ください。