コラム

2024.07.16

中絶手術後は妊娠しにくくなる?後遺症について解説

新宿にある産婦人科【高村医院】です。今回は中絶手術に後遺症について詳しく説明します。中絶手術に関する後遺症について気になるという患者様は少なくないと思います。今回は、中絶手術後の後遺症について掘り下げていきます。患者様がよりよい選択ができるようサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

中絶手術とは?

中絶手術とは?中絶手術は、妊娠を中断するために外科的な手術を行う手術のことを指します。妊娠中絶はさまざまな理由で選択され、法的に認められています。中絶手術には異なる方法と種類があり、選択肢は患者様の状況と妊娠の段階に応じて異なります。
当院では、入院が必要ない日帰りの中絶手術を行っております。また、手術が不安な方でも安心して受けていただけるよう、当院では静脈麻酔を使用しています。

当院で行う中絶手術の方法

手術方法は掻把法と吸引法を合わせた術式を取り入れております。

掻爬法

子宮内に胎盤鉗子や鈍匙鉗子などの長いスプーンのような器具を挿入して、胎児や胎盤などを掻き出す方法です。
出血や軽度の下腹部の痛みが含まれます。また、子宮を傷つけてしまう可能性もあるため、医師の技術力が大きくかかわてきます。

吸引法

子宮内に吸引する器具を挿入して胎嚢を吸引する中絶手術の方法です。
短時間で手術が可能ですので、身体の負担を軽減することができますが、子宮を傷つけてしまうと多量出血となってしまう場合もあるため、注意が必要です。

どちらも妊娠初期(12週未満)に行います。

中絶後の後遺症は?妊娠しにくくなる?

中絶手術を受けることで、将来妊娠の機会を逃すかも、、、と心配する方は多いです。
しかし、中絶手術が妊娠の確率に大きな影響を与えることはほとんどありません。

ただし、妊娠には個人差があり、中絶手術後に必ず妊娠できるとは限りません。妊娠を検討する場合は、慎重に計画立てて、パートナーと相談して行いましょう。

中絶手術の術後に起こる可能性がある症状

中絶手術の術後には、一時的な身体的および精神的な症状が発生する可能性があります。これらの症状は個人によって異なることがあり、中絶手術の種類、個人の健康状態、妊娠の段階などに影響されます。

出血

中絶手術後、軽度から中等度の出血が数日から数週間続くことが一般的です。出血が過度に増加する場合は医師に相談する必要があります。

下腹部の痛み

中絶手術後、下腹部の痛みやけいれんがしばしば発生します。これは子宮が収縮するための自然な反応です。

吐き気と嘔吐

中絶手術後、吐き気や嘔吐が起こることがあります。これは麻酔や鎮痛薬の影響と関連していることがあります。

疲労感

中絶手術は身体的および感情的なストレスを引き起こすことがあるため、疲労感や情緒的な不安が発生することがあります。

感染症

中絶手術に関連して感染症が発生する可能性があります。感染症の兆候に気付いた場合、医師に連絡し治療を受けましょう。

精神的なストレス

中絶手術は個人によって異なる精神的な反応を引き起こすことがあり、不安、罪悪感、悲しみなどの感情が発生することがあります。

子宮内膜の破壊

中絶手術中に子宮内膜に損傷が生じることがあり、これが中絶後の出血や合併症の原因となることがあります。

中絶手術後にこれらの症状が一時的に現れることは通常であり、多くの場合、適切な医療フォローアップとケアを受けることで症状は改善します。ただし、重度の出血、持続的な疼痛、感染症などの異常な症状がある場合は、速やかにご相談ください。また、精神的なストレスや感情的な問題が続く場合は、心理的な支援を受けることも検討すべきです。

新宿で中絶手術なら【高村医院】へ

中絶手術後は妊娠しにくくなることはほとんどありませんが、個人の状況に応じて異なる後遺症を引き起こす可能性があります。妊娠期間や健康状態などが後遺症のリスクに影響を与えます。フォローアップケアを受けることは後遺症の早期発見と予防につながります。新宿で中絶手術ができる産婦人科をお探しなら【高村医院】までご相談ください。