新宿にある産婦人科【高村医院】です。今回は中絶とその合併症について詳しく解説いたします。中絶は選択肢の一つであるため、そのリスクや注意点を理解することが重要です。
中絶手術術後に起こりうる症状とは?
中絶手術の合併症は、手術自体の性質、患者の健康状態、手術方法、および手術後のケアによって異なる可能性があります。これらの合併症は、一部は一時的なものであることが多いですが、中には長期的な影響を及ぼすものもあります。
麻酔による吐き気
麻酔による嘔気・嘔吐: 麻酔は、一時的な副作用として嘔気や嘔吐を引き起こすことがあります。これは一般的に手術後数時間以内に解消されますが、まれに長引くこともあります。
アレルギー反応
麻酔薬や使用される他の薬剤に対するアレルギー反応は、まれですが重大な問題を引き起こす可能性があります。これには蕁麻疹、呼吸困難、アナフィラキシーショックなどが含まれます。
子宮内感染症
手術中の器具の使い方、手術環境の清潔さなどにより、子宮内に感染が生じることがあります。これは出血、激しい腹痛、発熱などの症状を引き起こし得ます。
感染症
手術に関連して生じる感染症は、一般的には抗生物質によって治療可能ですが、時には長期的な治療が必要になることもあります。
腹膜炎
腹膜炎は、手術中の器具の誤用や感染によって生じる可能性があります。これは重症化すると生命を脅かす可能性もあります。
子宮腔癒着症
手術による過度の子宮内の傷つきが原因で癒着が生じることがあります。これは将来の妊娠、不妊、または不規則な月経周期に影響を及ぼす可能性があります。
絨毛遺残・胎盤遺残
手術が不完全であった場合、胎児組織や胎盤組織が子宮内に残ることがあります。これが原因で重度の出血や感染が起こる可能性があります。
子宮復古不全
子宮が妊娠前の大きさや形に戻らない場合、出血、痛み、または不妊の原因となることがあります。
不正出血や腹痛、発熱
これらの症状は、通常は一時的ですが、感染や他の合併症の兆候である可能性があります。特に症状が激しい場合や長引く場合は、早急にご相談ください。
中絶後は妊娠しにくくなるのか?
中絶が不妊症を引き起こすリスク
一度の中絶が不妊症を引き起こす可能性は極めて低いです。将来的な妊娠に影響を与えることはほとんどありません。
中絶後に妊娠しやすい?
中絶後は生理の周期が不安定になる場合があります。これが原因で排卵時期と性行為の時期がかぶってしまい妊娠してしまうことがあります。
中絶手術が原因で妊娠しやすくなるという直接的な証拠はなく、実際には、中絶後の妊娠しやすさは、中絶前と変わらないと考えられています。
中絶後すぐに妊娠しないために
中絶後、すぐに妊娠するリスクを減らすためには、効果的な避妊方法を利用することが重要です。当院では、低用量ピルやミレーナの処方を行っております。詳しくは下記からご確認お願いします。
新宿で中絶手術をお考えなら高村医院へ
今回は中絶後の合併症についてご紹介いたしました。
中絶手術後の合併症には様々なものがありますが、定期的な検診と適切なケアによってリスクを最小限に抑えることができます。また、中絶が将来的な妊娠に与える影響は個人差がありますが、適切なケアと十分な回復期間を確保することが大切です。
新宿で中絶手術ができる産婦人科をお探しなら【高村医院】までご相談ください。