アフターピルについて
以前、避妊はセックスの前に行うことが原則でしたが、最近、女性誌やインターネットでも見かけるように、事後の処置として、産婦人科医が処方する薬を飲んで妊娠を防ぐ方法があります。
避妊に失敗した場合や、避妊処置なしで性交渉をもった場合、また強姦などで、不本意にセックスが行われた場合、ピルを内服して排卵や受精卵の着床を防ぐ、緊急避妊ピルの服用です。
生理不順などの治療に使われていた、中用量ピルであるプラノバール錠が、緊急避妊ピルとして使用されていましたが、2011年5月に日本で初めて承認された緊急避妊薬、ノルレボ錠が発売されました。
当院では、この2種類のモーニングアフターピル(緊急避妊ピル)を処方しております。
今までの緊急避妊薬では、12時間後に2回服用しなくてはならないという欠点がありましたが、今回承認されたノルレボ錠は1回の服用ですみ、かつ吐き気などの副作用がほとんどないというのがメリットです。
※ノルレボはジェネリックのレボノルゲストレルに変更いたしました。
緊急避妊ピルの費用
プラノバール錠 | 初診料込み | 6,000円 |
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レボノルゲストレル錠 | 初診料込み | 14,000円 |
緊急避妊ピルのご注意
性交後、72時間以内に服用することが大切です。
3週間以内に出血(生理)があれば、緊急避妊が成功したと判断します。
出血がなければ、妊娠の可能性がありますので、ご相談ください。
確実な避妊方法は、継続して低用量ピルを服用することですので、まだ妊娠を望まない環境の方には低用量ピルの内服をお勧めいたします。